「まず話の枕に関係ない話をしよう」
「なんだい?」
「昔さ。ルパン三世見てたんだよ」
「どのへんが良かったんだい?」
「ルパン、次元、五ェ門、不二子。みんな生き生きとしててさ」
「いつも不二子は裏切るじゃないか」
「それが不二子だ」
「五ェ門は?」
「最初は仲間じゃ無いけど、うやむやでルパンファミリー。ルパンの車斬ったりしてさ。あれがいいね」
「じゃあ次元はあまり敵対しない女房役だからイマイチ?」
「偽物だった話もあったからな。ルパンと次元に緊張感があったりしたし、そういう意味で印象的なキャラだ」
「なるほど」
「以上は本筋と関係ない『話の枕』だ」
「本題を頼むよ」
「メカXXってのが意外と多い。1つのパターンだな」
「たとえば?」
「ゴジラにメカゴジラ。キングコングにメカニコング。バイパーにメカバイパー」
「ああ。あるある。メカで作った偽物キャラ」
「そこで、はたと気付いた」
「それはなんだい?」
「メカ次元もあるじゃないか」
「どこどこ」
「検索して見ろ」
オチ(ネタバレ隠し) §
以下は検索してから読もう。
「ちょっとまてい。これのどこがルパン三世の次元だ」
「ルパンの話は、『本筋と関係ない話の枕』と最初に断ったはずだぞ。これはあくまでルパンと関係ないメカ次元の話だ」
「ぎゃふん」